コンビニたそがれ堂

村山早紀さんの「コンビニたそがれ堂」という本を読みました。
この本を読もうと思ったときは知らなかったのですが、児童書でした。
だから難しい漢字は出てきませんし、振り仮名も多くふってあります。
一番想像力が掻き立てられたのは、「あんず」です。
死期が近いと知った猫のあんずは、たそがれ堂で人間になれる飴をお代がわりに首輪で交換します。
拾ってくれたお兄ちゃんに最期に会いたいのです。
家族は猫のあんずをとても可愛がってくれていたんです。
中学生のお兄ちゃんがあんずを拾ってくれた時は父親が外国で死亡したときでした。
遺体もなく、家族を支えなければならないと気を張っていたときにあんずがなぐさめになったのです。
お兄ちゃんとあんずのひとときが胸をうちます。
消えてしまったあんずを探し、たそがれ堂で首輪をみつけるお兄ちゃんのシーンも泣けました。